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大工さんが倒れた話
柴田先生はクリームタイプの洗顔料を作ろうとして、卸屋さんから一般的な何種類もの界面活性剤を仕入れました。
これらはシャンプーの原料でもあるそうです。蓄積性がないかを実験したところ、使えると分かったのはひとつだけでした。その他はどれもロウのような何かが浮きました。使うことは出来ないです。それでも原料代にお金がかかっていますし、捨てるのも腹が立つので積み上げて放置しておかれたそうです。最初は屋内に置かれていましたが、邪魔になるので一斗缶に入れて外に出し、上からビニールシートがかけられました。 3年ほど経ち、エレベーターを作るために大工さんが工事に入りました。地中を2m近く掘ったところ、4人の大工さんの気分が悪くなって倒れたのです。大事には至りませんでしたが、あとで、大工さんからあそこに何か置いていましたか?と聞かれたそうです。柴田先生は何も考えず、置いていたもの(合成界面活性剤)を答えました。 当初、屋内に置かれていた時点で、ビニール袋に入っていた合成界面活性剤は、ビニールが溶けて外に漏れ出していました。そこで一斗缶に入れたそうですが、見ると、缶は一部が腐食しており、そこから合成界面活性剤が滲み出し、地面に染み込んだのでしょう。エレベーターを作るのに、深く掘ったためにそれを吸い込んだのではないかと考えられるのですが、そうだとすれば、恐ろしいことだと思います。最初に合成界面活性剤が置かれていたPタイルの床は穴があいたように変形し、薄茶色に変色していたといいます。その後も拭き掃除をしているにも関わらず、Pタイルの床は変色、変形が広がり続けているそうです。