自然に美しく輝く素肌を 美杏香エスティーショップ

■ もっと伝えたい 美杏香のこと ■


美杏香(みひか)の「ひ」は杏(あんず)ですね。
英語ではアプリコット。杏は中国に古くから伝わる漢方でそこから、名づけられたそうです。
自宅にはおおきな杏の木が植えられていて、夏には丸々とした実が黄色に熟します。

ハーミットなど各商品の原料として使われています。♪
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そして、工場のある自宅や大分県別府には薬草畑があり、数々の植物が植えられています。
それらの薬草畑から採取したものがハーミットやESローションなどの原料になります。
(最近では、沖縄や全国各地の良いといわれる自然のものも集められています)
柴田先生をはじめ、社員の方々で薬草を摘みます。大分の別府へは、昔は柴田先生おひとりで薬草を摘みに行っていたそうですが、ご家族の理解が得られるようになった今では、娘さんやお孫さん達も薬草摘みに協力されているそうで、そのことを嬉しそうに話されていました。


■クレンジングゼリーの話


クレンジングゼリーはいまだに作るのに、非常に苦労されているようです。一般的な化粧品マニュアルどおりに作ると完全に安定させる成分(安定剤)などが必要になり、良いものを作る事ができないので、柴田先生独自の処方で作られています。一度に沢山の量を作ることが出来ず、小さな釜でこまめに作られているのですが、同じ量を使い、同じ時間かくはんしても、季節や温度や湿度の違いなどの影響なのでしょうか、その時々で仕上がりが違ってしまうことがよくあるのです。出来上がってしばらく時間をおき、漉して充填するのですが、充填してから固まるまでに塊ができて、ざらつくことが間々あります。


ザラザラしていても、商品としての品質には全く問題はございません。顔にのせてマッサージしているうちに溶けてきますし、また、お客様からはESオイルをちょっと一緒に混ぜて使うと気にならなくなったとか、スクラブ洗顔のようで気持ちがいいとか、メールを頂いたこともございます。しかし、お肌は人それぞれです。お使いのクレンジングゼリーにザラツキがあって刺激と感じました際には非常に申し訳ないことですので、交換させていただきます。ご遠慮なくお申し付けくださいませ。


随分前のクレンジングゼリーは、冬場はとても硬くて使いづらかったのですよ。指の腹ですくえなくて、爪のほうで削るようにして使っていましたし、チューブも硬くて出づらく、足で踏んで出していた方もいらっしゃったとか。(お風呂のお湯で温めてくださるといいのですけれど^^;)柴田先生は、良いものを作ろうと常に試行錯誤なさっていますので、ここ数年は冬でも使いやすくなりました。パン作り・麺作りの職人さんが、季節や気候によって配合を変えるように、クレンジングゼリーもまた、冬場は硬くなりすぎないよう、夏場は柔らかくなりすぎないようにと、できる範囲の中で成分の割合を調整されています。


これまでは、夏場でもクレンジングゼリーを冷蔵庫に入れなくても大丈夫なことが多かったですが、年々気温が上がっているのでしょうか、夏になると、かなり溶けやすくなりました。今後は夏期になりましたら、特にクレンジングゼリーを置かれている場所が気温の上がるところでしたら、誠にお手数ですが、冷蔵庫で保存していただけると、気持ちよくお使いいただけます。何卒、よろしくお願いいたします。


■どうやって固めようか・・・


普通はクリーム状に固形化するのに、乳化剤、界面活性剤、ワセリンなどのロウのようなものなど、メーカーによって違うと思いますが、様々な物質を使われます。それらが良くないと気づきましたので使えません。食べられるようなものを使って固めないといけないわけですね。ハーミットの煎じ液を用い、各種有効成分を配合してハーミットS・ハーミットFをクリーム状にするには苦労なさったようです。やっと、固まったと思ったら、翌朝には溶けてしまっている…。そんなことの連続で、ある食べ物を用いることがひらめいて、固めることに成功するまでに、1年ほどかかったそうです。


■ESローションのニオイなど


完全に安定させる成分(安定剤)を不使用の美杏香は、どの商品においても色やニオイなど仕上がりも違うことがよくあります。特に、ESローションは前述の薬草畑で採取されたドクダミなどの自然の薬草を使用するため、その時々で液体の色が濃かったり、薄かったりと、どうしてもムラが出てしまい、匂いにも違いが出ることがあるのです。シソは黒酢に漬け込みシソエキスとしても使います。また、薬草の粉末が多く沈殿することもあるかと思えば、きれいに溶け込んでしまうこともあります。


匂いについても人それぞれで、ご意見が分かれるようです。ESローションはドクダミやシソエキス、スーッとさせる成分など、それら独特のニオイが出ていますから、ESローションの香りが大好きといわれる方と、全くダメという方といらっしゃいます。(^^; 


工場でもESローションのニオイについて話が上ることがあるそうですが、ESローションのニオイを消すために、香料を使うのは簡単なのですが、使ってしまうと本来の良さが消されてしまい、ESローション・美杏香ではなくなってしまうのですね。


作る時期によって商品に違いがあるというのは、一般的には有り得ないことですよね。でも、完全に安定させないことや、自然の薬草を自然なままに用いるのが美杏香であり、あらゆるいい効果を生むことに繋がりますため、ご理解いただけましたら幸いです。もちろん、何か気になることがございましたら、些細なことでも構いません。ご遠慮なく何なりとお寄せくださいませ。


■BDシャンプーを作った訳


柴田先生も初めから石鹸が良くないと思っていたわけではないのですよ。お孫さん達がアトピーで、専用のとろけるような石鹸を使われていました。クレンジングゼリーでも洗っているのにねずみ色のカサカサが良くならない…。生後8ヶ月のお孫さんも髪が生えて来る様子がない…。カチカチになり、テカテカに光っている赤ちゃんの頭を見たときに、蝋(ロウ)を擦りつけた状態を連想し、「もしかして、たとえ柔らかいものであろうと、石鹸も蓄積する?」と思ったそうです。その後すぐに石鹸を一切止め、ボディシャンプー(BDシャンプー)を処方して、お孫さん達の体を洗うと、カサカサなどのアトピー症状が出なくなり、赤ちゃんの頭も髪が生えてきたのです。


■大工さんが倒れた話


柴田先生はクリームタイプの洗顔料を作ろうとして、卸屋さんから一般的な何種類もの界面活性剤を仕入れました。これらはシャンプーの原料でもあるそうです。蓄積性がないかを実験したところ、使えると分かったのはひとつだけでした。その他はどれもロウのような何かが浮きました。使うことは出来ないです。それでも原料代にお金がかかっていますし、捨てるのも腹が立つので積み上げて放置しておかれたそうです。最初は屋内に置かれていましたが、邪魔になるので一斗缶に入れて外に出し、上からビニールシートがかけられました。

3年ほど経ち、エレベーターを作るために大工さんが工事に入りました。地中を2m近く掘ったところ、4人の大工さんの気分が悪くなって倒れたのです。大事には至りませんでしたが、あとで、大工さんからあそこに何か置いていましたか?と聞かれたそうです。柴田先生は何も考えず、置いていたもの(合成界面活性剤)を答えました。

当初、屋内に置かれていた時点で、ビニール袋に入っていた合成界面活性剤は、ビニールが溶けて外に漏れ出していました。そこで一斗缶に入れたそうですが、見ると、缶は一部が腐食しており、そこから合成界面活性剤が滲み出し、地面に染み込んだのでしょう。エレベーターを作るのに、深く掘ったためにそれを吸い込んだのではないかと考えられるのですが、そうだとすれば、恐ろしいことだと思います。最初に合成界面活性剤が置かれていたPタイルの床は穴があいたように変形し、薄茶色に変色していたといいます。その後も拭き掃除をしているにも関わらず、Pタイルの床は変色、変形が広がり続けているそうです。


■パラベン(防腐剤)について


パラベンの正式名称(化学用語)は、「パラオキシ安息香酸エステル類」です。パラオキシ安息香酸と様々なアルコール類とのエステル化合物を通称、パラベンと呼ばれています。
その中で、パラベンには下記の4種類があります。

  • ・エチルパラベン
  • ・プロピルパラベン
  • ・ブチルパラベン
  • ・メチルパラベン


パラベンの場合、単独ではなく併用することによって、相乗効果があらわれ、防腐力を高めることができるそうです。美杏香においては、浴用ハーミット、キングハーミット、脱毛ワックス、ホワイトパールピュア、ESオイルとクリスタルオイル(防腐剤として酢酸トコフェロール・ビタミンEを使用)、美杏香オイル以外の商品にメチルパラベンが使われております。1種類だけを使っておりますので、パラベンとだけ表示されております。(新デザインの外箱より、パラベンは「メチパラ」と表示されています)


原料にこだわるなら、なぜ、パラベンを使うのだろう?と思われるかもしれませんね。柴田先生も化粧品を作るにあたり、保存料に関しても随分検討されたとのことでした。美杏香の商品には防腐の役目をするような原料を使ったものもあります。例えばヒノキの抽出成分で、消炎・活性作用のあるヒノキチオール。防腐剤の役割を果たすためには、多量に使わなくてはならず、多量に使えば毒性が出るのだそうです。

また、消費者には見えない部分もあります。化粧品を作るには化粧品卸会社から原料を仕入れますが、その時点で腐らないような加工が施されていることもあるとのことでした。防腐剤を不使用なのに、なぜ悪くならないのだろうと、不思議に思うことがありますが、このようなケースでは防腐剤の表示はされないのでしょうね。


乾燥している粉末なら簡単には悪くなりませんので、粉末である浴用ハーミットもホワイトパールピュアも防腐剤は使用しておりません。粉末の大敵は湿気・水分です。浴用ハーミットは溶かして上澄みを使う「浴用ハーミット液」にした際は、1週間程で使いきり、夏場は必ず冷蔵庫保存です。お茶でも出がらしを数日放置するとカビが生えるように、水分を含んだ場合は長持ちしません。私は以前、柴田先生からメントール(結晶)を少し分けていただき、グリセリンで溶かし緑茶と混ぜて痒み止めを作ったことがあります。メントールには殺菌、防腐作用もあるとされていますが、夏に3日ほど常温に置きましたら、カビが生えました。緑茶を合わせたこともあるのでしょうが、やはり栄養分を含んだ液体になった際に防腐剤なしでは悪くなってしまうのですね。


美杏香化粧品では薬草のほか、酵母やタンパク質成分をたっぷりと使います。タンパク質は腐りやすいものです。また、お使いになる人が、どのような状況で使われるかわかりません。蓋を開けっ放しにしたり、雑菌のついた手をそのまま突っ込んだりされるかも知れません。こうした色んな状況を考えた場合、どうしても防腐剤を使わざるを得ないのです。丹精込めて作った商品を腐らせたくありませんから。そこで、パラベンはエデト酸塩などに比べ、毒性も弱く、チーズや歯磨き粉、ワイン、焼き鳥などにも使われているものを最低限の量を使用しています。

美杏香を使い続けておられる方のお話ですけれども、長年のアトピーでステロイド軟膏を常用していたため、ハーミットを使って凄まじい好転反応を乗り越えられた女性は、周りの方がノーメイクであることにビックリされるほど綺麗になったと喜んでらっしゃいます。また、ステロイドを止めてもワセリンを使っていたことで真っ赤のじくじく状態を繰り返していた女性は、基礎化粧品だけでも健康な肌を取り戻されました。改善が見られはじめた当初、こんなにプリプリの柔らかい肌は初めてだと仰ってくださいました。


柴田先生をはじめとして、どこへ行っても治らなかった重症のアトピー、原因不明の病気、病院で見放されたギョリンセンなど様々なトラブルをお持ちの方が使い続けることで改善なさり、健康な皮膚を取り戻されています。そして、私自身もしかりです。これら多くの結果を出してきたことがパラベンを適量用いていても、出来上がった商品は安全であり、蓄積性がない何よりの証しであると思っています。



■変わらぬ熱い想い


私が最初にエナ漢方美容研究所を訪れた時もそうでした。柴田先生はお肌で悩まれる方に、それは親身になられます。商品作りも常にいいものを作ろうと一生懸命なのが、電話で話していてもビンビンと伝わってきます。柴田先生の情熱・熱い想いが商品にも投影されているのですね。柴田先生と出会ってから11年、それは今でも変わりません。ご自身で作られる商品は、もっと効果が出るものを、改善を早められるものはないかと常に試行錯誤しておられます。「これだ!」とひらめきで物作りをされることもあるそうで、「でも、その都度コストが上がっていくことがねぇ…。^^; 時々娘達に叱られるのよ〜」なんて苦笑いされたこともありました。


柴田先生はご自分で「物作り」といわれます。職人さんなんですね。だから、商売の計算をしていたら、本物は作れないといわれます。「ここは高いものばっかり使うもんね〜」なんて、皮肉をいわれることもあるそうです。しかし、柴田先生が自分で化粧品を作ろうとして、異物にならないものを研究・実験した結果、使える原料として残ったのが、原価の高いものだったというだけのことなのです。


■最後に・・・


美杏香では皮膚内(体内)に浸透した時に、人間にとって異物とならないもの、体に優しいものだけを使っていますので、BDシャンプー(ボディシャンプー)で顔、頭、体と全身を洗うことができます。他のBDローション(ボディローション)などにしても主目的にあわせた品名がついていますが、どの商品も全身にお使いいただけます。もちろん、ヘアーシャンプーでも顔や体、全身を洗うことができますよ。私はヘアーシャンプーで体を洗うこともよくありますし、夏場にサッパリしたいときは、顔も洗います。こんなことは市販のシャンプーでは考えられないですよね。むしろ、反対に顔や体に付かないようにします。お客様からも仰っていただけるのですが、洗顔フォームをうっかりきらしてもシャンプーで洗える、夏場の長期出張はシャンプー1本持っていけばすむ、これって、便利だけではなく、とっても安心感のあることですよね。


人間の体は頭、顔、首など呼び名が違っても、皮膚・細胞は繋がっています。ひとつの商品を全身に使うことができるのが本当ではないでしょうか。それはトラブル解消のお手入れにしても同じで、頭からつま先までひとつのもの(ヒーリングセット)・ひとつのお手入れ法(排泄健美法)で結果を出せるのが本物だと思っています。

シャンプーは、ほんとうに大事です。なぜなら、界面活性剤は、石鹸等どんな種類のものでも皮膚に浸透する性質を持っていて、界面活性剤と一緒に髪をしっとりさせる成分など様々な化学物質が入り込んでいきます。浸透した異物は同じところには留まっていません。人間は立って生活する時間が長いため、浸透した異物は頭から下に(顔や体全体に)流れていきます。そして、関節であったり、自分の弱いところであったりと、色んな場所に溜まっていきます。その影響はシミ・シワ・ニキビ・湿疹・赤み・シコリ・アトピーなど皮膚トラブルの形で現れるだけではありません。肩こり、頭痛、風邪を引きやすい、冷え性といった体調不良から、若い女性に増えている子宮筋腫などの病気、原因不明の病気、子供から大人までキレやすい性格になるなど、このようなことと無関係とはとても思えないのです。


頭から水をかぶると全身が濡れます。頭に使うシャンプーは洗い流しているとはいえ、同じことになるわけですね。しかも毎日のように。生きている限り何十年も、です。だからこそ、皮膚に直接使うものは人間にとって異物とならないものであることが、何よりも大切なのです。

バランスのとれた食生活、正しい生活習慣を心がけているのに、悩みが解消されないことってないですか?外にお金をかけても、カラダに磨きをかけても、内面が病的では困りますよね。また、年だから仕方ないではなく、年齢を重ねても美しく、明るく元気に過ごしたいです。

一緒にセレブなカラダ、目指しませんか。♪